クレジットカードや流行りのQR、結局何がどういう仕組みで僕のお金が使えるようになるんだろう・・・?
キャッシュレスを利用するにしても、全体を理解してから選びたいんだよな。
そんな悩みに答えます!!
でも、結局はそれぞれ商品・サービスの特徴からの説明になっているので、何がどういう仕組みなのかわからないと思います。
部分的に切り取った内容のため、一見「お得なキャッシュレスはこれだ!!」的に思う部分もあるかもしれませんが、全体を理解したうえで、自分にあったキャッシュレスを選択するのが一番良いと思います。
そんな疑問を解消すべく、全体をまとめてみましたので、読んでみてください。
キャッシュレス業界勤続15年以上、クレディッター、クレジット債権管理士、貸金業務取扱主任者(国家資格)のキャッシュレスの達人タツヲが解説します。
では、目次へどうぞ。
そもそも、キャッシュレスの意味・種類は何がある?
キャッシュレスとは、「現金がなくてもお買い物ができる仕組み。」です。
そして、キャッシュレスの種類には、前払い方式(プリペイド)、即時払い方式(リアルタイムペイ)、後払い方式(ポストペイ)があります。
この記事では、この程度にしますので、詳しくし知りたい人は↓を読んでみてください。
キャッシュレスの大きな意味と種類を理解したうえで、それぞれのキャッシュレスの関係性を整理しました。
次へどうぞ。
初心者必見!キャッシュレス全体俯瞰図
頭の整理として重要なポイントは、決済手段と支払方式を分けて考えることです。
では、上から見ていきましょう。
決済手段「電子マネーで♪」
お買い物をする際に、「電子マネー(例えばSUICA)で♪」と言って買うケースです。
でも、電子マネーにお金(業界用語ではバリュー)が入ってないと買えませんよね?
支払方式としては、プリペイド(前払い)として、現金やからお金を入金しておきます(業界用語ではバリューチャージ)。
あれ、よく見ると、支払方式ポストペイ(後払い)からも、矢印がきてますね。
そうです。
ここでのポイントは決済手段としては電子マネーなのですが、支払方式としてはクレジットカードからの支払い、つまりポストペイ(後払い)も出来るということです。
仕組みは、電子マネーへのバリューチャージ手段として、あらかじめクレジットカードを登録しておき(業界用語では紐付け)、クレジットカードのご利用可能枠の範囲内で、お金をチャージ(例えば10,000円)し、電子マネーにバリューチャージされた10,000円から、減算される形式でジュース110円を買うと、電子マネーのバリュー残高は9,890円となります。以降、9,890円を残高としてお買い物が可能となります。
そして、クレジットカードでチャージした10,000円は、クレジットカードの引き落としのタイミング(翌月等)で、あらかじめ設定した銀行口座から引き落としが行われることなります。
決済手段「クレジットカードで♪」
これは、わかりやすいケースですね。
お買い物をする際に、
てな具合です。
決済手段としては、クレジットカード。
支払方式としては、クレジットカードの引き落とし方法である、ポストペイ(後払い)にて翌月等にあらかじめ設定しておいた銀行口座より引き落としがされる仕組みですね。
決済手段「〇〇Payで♪」
最近流行りのQR決済です。
これ、複雑なんですよね。
じっくりみていきましょう。
お店であなたが言う決済手段は常に「〇〇Payで♪」となります。
その「〇〇Pay」への支払方式が3つあります。
QR決済 クレジットカードからの支払い
クレジットカードからの支払いというと、電子マネーと同様にバリューチャージを思い浮かべると思いますが、それだけではありません。
バリューチャージのやり方もありますし、決済手段で「〇〇Payで♪」と言った瞬間に、あらかじめ紐付けられたクレジットカードへお買い物金額そのものを請求に回す方式(業界用語ではパススルー)もあります。
「〇〇Pay」ごとに事前の設定方式が異なりますので、詳しくは利用したい「〇〇Pay」のサービスを確認するようにしましょう。
QR決済 銀行口座からの支払い
あらかじめ設定しておいたあなたの銀行口座から即時(もしくはプリペイド方式)で引き落とされる仕組みとなります。
一番わかりやすい支払方式かもしれませんが、少し残念なことがあります。
クレジットカードでの支払方式にしておけば、クレジットカードのポイントが貯まるのに、銀行口座を単純に設定しているだけだと、クレジットカードのポイントが貯まらないんですよね。
もちろん使いすぎないというメリット(銀行残高の範囲でしか利用できない)はありますが、クレジットカードを使うときの心得さえしっかり養っておけば使いすぎることはないので、クレジットカード支払方式がお得ですよね♪
クレジットカードやキャッシュレスを使うときの心得(使いすぎ防止)は以下の記事でまとめてますので、読んでみてください。
QR決済 ポイントや個人間送金によるバリューからの支払い
「〇〇Pay」にもポイントが貯まる仕組みがあります。
貯まっているポイント残高(バリュー)から支払うという方式ですよね。
また、最近「〇〇Pay」では個人間送金(業界用語ではC to C)が出来る仕組みが整っています。
知っている人は知っていますが、飲み会の精算を「〇〇Pay」同士でやりとりすると言ったものです。こうして〇〇Pay同士で受け取ったバリュー(ポイント残高)から支払うというやり方ですね。
結構上級者向けの仕組みだと思います。
その辺の記事もいつか作成しようと思いますので、気になる方はアップされるまで待っていてください。
最後に、、、
QR決済の利用方法にはMPM方式とCPM方式があります。
詳しくしりたい人は以下記事の「【番外編】QR決済の使い方 豆知識」を読んでみましょう♪
決済手段「デビットカードで♪」
デビットカードは銀行口座直結型の支払方式です。
基本的には銀行のキャッシュカードと一体となっていて、キャッシュカードを利用してATMで現金引き出しもできますが、そのキャッシュカードを使って、お店でお買い物もできるという仕組みです。
あなたがお店で言う決済手段は「デビットカードでお願いします。」です。
そして、支払方式は、銀行口座から即時で引き落としがされる仕組みとなります。
使いすぎは発生しない(預金残高でしかお買い物ができない)というメリットが大きいです。ただ、クレジットカードのようにポイントは貯まらないですね。
まとめ:キャッシュレス全体を理解したうえで、選ぶべきキャッシュレス決済は?
このように、決済手段(あなたがお店でお買い物するときに伝える言葉)と支払方式(あなたのお金を使う方式)で分けて、各種キャッシュレスの連関をみていくと頭の整理がしやすいですよね。
ここまで、読んできてわかったと思います。
キャッシュレス全体の大きな仕組みを理解したうえで、あなたが一番最初に持つべきキャッシュレスはクレジットカードなのです。
クレジットカードを持っておけば、どんな決済手段にも対応できます。
そして、利用するたびにポイントが貯まります。
クレジットカードを持って、色々なキャッシュレスに紐づけて、キャッシュレスを幅広く体験してみましょう。