クレジットカード会社の種類と役割、収益モデルは?仕組みを整理してみた♪

あなた
あなた
クレジットカード会社って言うけど、一体どんな種類??
というか、どういう関係性になっているんだろう??
楽天カードを申し込んでいるのに、ブランドを選択??
「VISAとJCBどちらかをご選択ください。」
って、どういうこと??
VISAも、JCBも、カード会社じゃないの?
全くもって意味がわからない・・・

そんな悩みに答えます!!

タツヲ
タツヲ
これ、正直言うと、複雑すぎて、何も知らないと、理解できないと思います。
誰でもわかるように、とにかく分かりやすく、まとめてみました。読んでみてください。

 

キャッシュレス業界勤続15年以上、クレディッター、クレジット債権管理士、貸金業務取扱主任者(国家資格)のキャッシュレスの達人タツヲが解説します。

では、目次へどうぞ。

 

クレジットカード会社にはどんな種類がある?

クレジットカード会社の種類は3つです。

  • カード発行会社
  • 国際ブランド会社
  • 加盟店開拓会社

 

はい。

種類はわかりましたが、これじゃ全くわからないですよね。

では、各社の役割詳しく見ていきましょう。

カード発行会社の役割について詳しく解説

もし、クレジットカードが手元にあれば、カード裏面を確認してみてください。

小さい文字ですが、カード発行会社の記載があると思います。

なければ、上の図のイメージを持ってもらえればわかります。

 

役割は、読んだ通りですが、、

カードを発行している会社のことです。

具体的には、

  • あたながクレジットカードを申し込んだ時に、カードを作り、送ってくれる会社
  • クレジットカードを利用した後に、請求書(ご利用代金明細書)を送ってくれる会社
  • ポイントを付与してくれる会社

 

です。

業界用語では、カード発行会社=「イシュアー:Issuer」と言います。

有名なところで言うと、楽天カードイオンカードが該当しますね。

カード発行会社の日本国内シェア等、詳しいことを知りたい方は別記事で紹介するので記事アップまでお待ちください。

国際ブランド会社の役割について詳しく解説

世界には今のところ7大ブランドが存在します。

VISA、MasterCard、JCB、American Express(アメリカン・エキスプレス)、Diners Club(ダイナースクラブ)、Discover(ディスカバー)、銀聯(Union Pay)

そして、国際ブランド会社の主な役割は、全世界的にクレジットカードが使える環境を整えることです。

良く目にする光景としては、

  • あなたが、クレジットカードを利用しようと思ったときに、お店に掲示されているマーク(ロゴ)が国際ブランドだと思ってもらって良いです。
  • 国内のお店でも、海外のお店でも共通して、マーク(ロゴ)を確認することができます。

 

マーク(ロゴ)があれば、あなたはクレジットカードを利用することができます。

あなた
あなた
えっ?クレジットカードが使える環境を整える会社??
加盟店開拓会社と何が違うの???

 

次項へどうぞ。

 

加盟店開拓会社の役割について詳しく解説

こちらも、読んだ通りですが、加盟店を開拓している会社です。

つまり、クレジットカードを使える環境を整えている会社です。

ですが、国際ブランドとの役割がよくわからなくなってきましたよね?

ここがわかりにくくしているポイントなのですが、実は、国際ブランド会社もカード発行会社も加盟店開拓会社になることができます。

イメージを作成してみました。

 

世界のカード利用環境を整えているのが国際ブランド会社、日本のカード利用環境は、国際ブランド会社、カード発行会社、両社でカード利用環境を整えているということです。

あなたが、楽天カード(国際ブランドはJCB)を持っていたとします。

 

なぜ楽天カードを例を持ってきたって?

⇒国内発行シェアNO.1なので、一番身近に感じやすいと思ったからです。

なぜ国際ブランドにJCBを例に持ってきたって?

⇒日本初唯一の国際ブランドだからです。(日本の頑張りに乾杯)

 

では、

シーンを分けてみていきましょう。

シーン1:ハワイのカフェで楽天カード(国際ブランドはJCB)を利用する場合

ハワイに行って、JCBブランドロゴが掲示されているところで使う場合、そのお店でクレジットカードを利用できるようにしている(加盟店開拓)会社は、JCBです。
ちなみに、このお店にはVISAのブランドロゴも掲示されているため、楽天カード(ブランドVISA)も使えことができます。

 

 

シーン2:日本の寿司屋で楽天カード(国際ブランドはJCB)を利用する場合

日本の寿司屋に行って、JCBブランドロゴが掲載されているところで使う場合、そのお店でクレジットカードを利用できるようにしている(加盟店開拓)会社は、JCBです。
このお店ではVISAブランドのロゴが掲示されていないため、楽天カードだったとしても、VISAブランドのカードは利用できません。

 

 

シーン3:日本の靴屋で楽天カード(国際ブランドはJCB)を利用する場合

意識して見たことがないかもしれませんが、日本の靴屋に行って、JCBブランドロゴと楽天カードロゴが並列で掲示されているケースがあります。そのお店でクレジットカードを利用できるようにしているのは、JCBでもあり、楽天カードでもあります。
このお店では、楽天カードであれば国際ブランドに関わらず、利用できます。

 

 

シーン4:日本の服屋で楽天カード(国際ブランドはJCB)を利用する場合

これはとても珍しいケースだと思いますが、日本の服屋に行って、楽天カードロゴだけが掲示されているお店があったとします。そのお店でクレジットカードを利用できるようにしているのは、楽天カードだけです。この服屋では、イオンカード(国際ブランドJCB)は利用することができません。

なぜなら、この服屋は、楽天カードのみ利用できるようにしており、イオンカードの契約もJCBの契約もないからです。

このお店ではVISAカードも利用できません。

 

 

複雑ですね。

わかりましたか?

では、最後に、この3社(カード発行会社・国際ブランド会社・加盟店開拓会社)がどうやって収益を分配しているかを見ていきましょう。

カード発行会社、国際ブランド会社、加盟店開拓会社の収益分配モデルは?

クレジットカード会社(カード発行会社・国際ブランド会社・加盟店開拓会社)は、加盟店からもらう加盟店手数料を分配しています。

そもそも、「加盟店手数料とは」を知りたい人はキャッシュレス決済の一般的なビジネスモデルについて記載した記事があるので、参考にしてください。

キャッシュレスのビジネスモデルは?誰が得してる?なぜポイント貯まる? そんな悩みに答えます!! キャッシュレス業界勤続15年以上、クレディッター、クレジット債権管理士、貸金業務取扱主任...

 

 

では、クレジットカードの詳細(ビジネスモデル)について、例を作ってみました。

 

1万円の靴をクレジットカードで買ったとします。
加盟店手数料は3%のケースを例に説明します。

 

カード発行会社が会員から10,000円(100%)を徴収します。

加盟店開拓会社が加盟店に9,700円(97%)を支払います。

差し引いた300円(3%)を加盟店手数料として、クレジットカード会社で分配しています。

カード発行会社が200円(2%)を受け取り、5円(0.05%)を国際ブランド会社に上納(ブランドロイヤリティーと言います。)します。つまり、195円(1.95%)がカード発行会社の収入となります。

加盟店開拓会社が100円(1%)を受け取り、5円(0.05%)を国際ブランド会社に上納(ブランドロイヤリティーと言います。)します。つまり、95円(0.95%)が加盟店開拓会社の収入となります。

国際ブランド会社は、カード発行会社からの5円(0.05%)と加盟店開拓会社からの5円(0.05%)、つまり、10円(0.1%)が国際ブランド会社の収入となります。

 

厳密には、加盟店手数料によって金額は変動してますが、一般的な分配方式(パーセンテージ)として説明しました。

 

まとめ:クレジットカード会社の種類について

どうですか?

複雑なクレジットカード会社の種類や役割、そして収益モデルがわかりましたか!?

カード発行会社、ブランド会社、加盟店開拓会社がそれぞれの役割を持って、複雑に絡み合って成立しているのがわかりましたよね。(最後には収益モデルまでわかったと思います。)

そんなクレジットカード会社の仕組みを知れば、あたながどんなカードを持つべきかが見えてくると思います。

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タツヲ
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さぁ、Go Cashless!